訓練の方法について

~しつけ・訓練の方法について~

“その犬に合った方法で訓練を施す”

それが愛犬救命訓練所の方針です。犬のしつけ・訓練の方法とひとくちに言っても英国式、アメリカ式、ベルギー式、ヨーロッパ式、軍隊式。近頃では動物行動学や心理学などを応用した科学的と呼ばれるしつけ方法も目にしますがどれが1番良いかと言えば

答えは「決まった答えはない」でしょう。

訓練の方法は犬によって違って当たり前であり、何の何流などと命名すること自体、非常にナンセンスな話です。この方法が最も良い訓練方法だと決めつけ、すべての犬に当てはめるような考え方自体が自分の訓練の技術の無さを表しています。訓練を施す対象千差万別なのですから同じ手法ですべてが同等になるわけがないのです。

“誉めに勝るご褒美”はないというのが信念。

ですから私は自分の根幹の手法はありますがそれにとらわれることなくその犬に合った手法で訓練するように心掛けております。ひとつのやり方にこだわると正しく見えるものも見えなくなってしまいます。

“柔軟に対処してよいところは柔軟に対処する”、その意識が高い確率で問題行動を抱えたワンちゃんを正しい道に導いています。

「褒めてしつける」はプロの基本技術です

しかし・・・体罰を必要とする犬が存在するという現実から目を背けてはいけない。
体罰を使うとハンドシャイになるとか、よけい咬むようになるとかよく言われるがそれは“技術が拙い”からである。

体罰の悪影響を出さずに訓練するのがプロである!!

最近よく耳にする「褒めてしつける」訓練。プロならできて当然の技術であり、基本中の基本です。ことさら珍しいものでもなく最新でも何でもありません。問題はそれが通じない犬を少しでも改善することにチャレンジするのがプロです。

咬癖犬(本気咬み)の更正率  82.46%(他社比)
本気咬みの咬癖犬の再犯率  10%

(令和5年7月19日現在)

“強度の咬み癖のある犬”の圧倒的な矯正経験を有しているからこその提唱

私ははじめて飼った“ちわわのオレオ”の咬み癖に始まり、それをきっかけに知り合った鈴木先生、その師匠である中村先生のところで“強度の咬み癖のある犬”たちと接してきました。研修時代から計算して7年間で接した250頭のうち実に207頭が咬み癖のある犬たちでした。

師匠の中村先生でさえ訓練士の道に入ってから十年でわずかに3頭と聞いてます。

本気咬みの犬は訓練しないというトレーナー、相談を受けても犬に触りさえしないトレーナー、受け入れ完全拒否の訓練所が多い中、右を見ても左を見ても咬み癖のある犬ばかりの中村先生の訓練所で茨の道を歩き続けてきました。

その経験から“強度の咬み癖のある犬”は“預託訓練”ではないと絶対にできないとの確信を得るに至りました。

どんな考えで訓練しているの?

犬の持ってる服従心を引き出す

犬は本来強い者に従うという習性を持っているように思われます。それは体力的に強いという意味もありますが何より従うに値すべき人間であるかどうかということです。それを犬に理解させるように振舞えば犬は自然に従ってくるものです。

犬にパーフェクトを求めすぎない

犬が持っている能力以上のものを犬に求めても犬がかわいそうなだけです。ワンちゃんと飼い主が共存していく上でお互いに大変でなければ妥協できる部分で妥協してまった方が精神衛生上好ましいのです。

飼主の意識を改革する

ここが肝心です。犬がどんなにお利口になっても飼い主にその犬をコントロールする意識・能力がなかったら全く意味がありません。犬がお利巧さんになったら今度は飼い主さんも一緒にトレーニングです。

“強度の咬み癖のある犬”の圧倒的な矯正経験を有しているからこその提唱

私ははじめて飼った“ちわわのオレオ”の咬み癖に始まり、それをきっかけに知り合った鈴木先生、その師匠である中村先生のところで“強度の咬み癖のある犬”たちと接してきました。研修時代から計算して7年間で接した250頭のうち実に207頭が咬み癖のある犬たちでした。

師匠の中村先生でさえ訓練士の道に入ってから十年でわずかに3頭と聞いてます。

本気咬みの犬は訓練しないというトレーナー、相談を受けても犬に触りさえしないトレーナー、受け入れ完全拒否の訓練所が多い中、右を見ても左を見ても咬み癖のある犬ばかりの中村先生の訓練所で茨の道を歩き続けてきました。

その経験から“強度の咬み癖のある犬”は“預託訓練”ではないと絶対にできないとの確信を得るに至りました。

飼い主の命令には従うようになるの?

もちろんです!

ただしちゃんと飼い主さんがワンちゃんの扱い方を覚えなくてはなりません。
基本はどの犬も一緒ですが部分的に違います。犬種の違いや持って生まれた性格、育った環境、飼い主さんの犬に対する考え方などでそれぞれ扱い異なります。ですからしつけ・訓練が終わりましたらそれぞれの飼い主さんとワンちゃんに合わせてコントロールの仕方や飼い方の指導を行ないますのでご安心ください。

愛犬救命訓練所では卒業後はなるべくご自宅でのレッスンを行なうようにしてます。

訓練所では利口に振舞っても今までの自分のテリトリー内である家では勝手を通そうとする可能性もあります。訓練が入っていますので言うことの聞き具合の違いはかなり実感していただけるとは思いますが練習すればさらに命令の聞き具合が良くなります。

訓練所の中にも訓練所での態度と家庭での態度が違うのを「飼い主さんが甘いから・・・」「やりかた教えますから練習に来てください・・・」などと面倒くさがって放置している訓練所がまだ多く存在します。多少の違いは当然ですがオーナーさんが困るようなものであれば家庭訪問を実施してリアルタイムで指導すべきなのです。